白坂翔さんのインタビュー動画が公開されました。
動画では、全国15店舗を展開するボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」が、もともとはコワーキングスペースとして始まったという意外なエピソードや、業態転換のきっかけ、パンデミック・ドミニオン・カタンといった人気ゲームの話題が紹介されています。
さらに、人狼ゲームへの関心が高まった背景や、そこから派生した「株式会社人狼」の設立、そしてポーカー・麻雀・大喜利カフェといった趣味や新事業にも言及。最近注目している「イマーシブ演劇」や「マーダーミステリー」についても、その魅力や今後の展望を熱く語っています。
ボードゲームにとどまらない、白坂さんの多彩な活動が凝縮された内容となっています。
ぜひ動画をご覧ください!
コワーキングからボードゲームカフェへの軌跡
白坂翔さんは、主に株式会社ピチカートデザインの代表として、全国に展開するボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」を運営しています。全国に15店舗あり、これは日本最大の店舗数とのことです。また、「JELLY JELLY GAMES」というブランド名で、国内外のボードゲームの製造販売も手がけています。これとは別の会社になりますが、株式会社人狼として、人狼ゲームのカードゲームのプロデュースも行っています。
JELLY JELLY CAFEは、もともとは渋谷初のコワーキングスペースとしてスタートしました。当時はまだコワーキングスペースがあまり日本で知られていない時期だったそうです。運営当初は、ボードゲームも遊べるコワーキングスペースという形でしたが、次第にボードゲーム目当てのお客さんが増えていったため、ボードゲームカフェへと業態変更したという経緯があります。業態変更のきっかけの一つには、コワーキングスペース業界の競争が激化し、他社との差別化が難しいと感じたことがあるそうです。ボードゲームを遊ぶことが目的のお客さんが多かったことが、ボードゲームに特化する後押しとなりました。
ボードゲームカフェとして人気だったゲームには、現在でも定番とされるパンデミックやドミニオン、そしてカタンなどがあります。カタンは10年以上前から人気があるゲームだそうです。現在でも、これらの定番ゲームは変わらず人気とのことです。また、人狼ゲームの人気があったおかげで、人狼に似た「正体隠匿系」と呼ばれるジャンルのボードゲームも人気が高いそうです。
人狼ゲームを始めたきっかけ
人狼ゲームについては、白坂さん自身もボードゲームを遊び漁る中で、ボードゲーム好きの間で人気という噂を聞き、カードゲームを購入したのが知ったきっかけです。人狼関連の事業を始めたのは、ボードゲームカフェの事業と同じくらいの時期で、一時期は毎晩のように遊んでいたそうです。その面白さに注目し、当時はまだ知る人ぞ知るゲームだった人狼にポテンシャルがあると感じて、流行らせようと目をつけて作ったのが株式会社人狼です。
当時は、まず「人狼とは何か」を説明する活動に力を入れていました。イベントを開催したり、カードゲームを製造販売したりして、できるだけ多くの人にゲームを知ってもらおうと努めたそうです。それから13年経ち、今ではYouTubeやテレビ番組、さらには学校でも遊ばれるようになるなど、10年前に比べると認知度がかなり上がったと感じており、普及という点ではある程度やりきった感があるとも語っています。
現在のJELLY JELLY CAFEについて
現在のJELLY JELLY CAFEでの人狼は、昔ほど毎週のようにイベントを行うことはなくなり、不定期開催となっています。これは、ボードゲームカフェとしては人狼だけでなく、様々なゲームに触れてほしいという思いがあることと、今では人狼ができる環境(オフ会や人狼ハウスのような専門スペース)が増えたため、JELLY JELLY CAFEでは数あるボードゲームのうちの一つとして捉えているためです。
これから人狼ゲームを始めたい人へのアドバイス
これから人狼ゲームを始めたい人へのアドバイスとしては、気軽に楽しんでほしいという点を強調しています。人狼ゲームには「見せる人狼」と呼ばれるような競技性が強く、セオリーが重視される側面もありますが、白坂さんとしてはエンターテイメントとしての側面も大事だと考えています。初めて遊ぶ際は、誰と遊ぶかが非常に重要で、可能であれば仲の良い友達だけを集めて、クロート(経験者)を混ぜずに遊ぶことを勧めています。これは、過去にクロートと初心者が混ざったことで、初心者が人狼を遊ばなくなってしまったケースを見てきたためです。最初の体験が楽しいものであることが重要だと考えています。遊ぶ仲間がいない場合は、JELLY JELLY CAFEの初心者向け人狼イベントへの参加を推奨しています。
人狼ゲームの盛り上がるポイントとしては、ゲームを通じてプレイヤーの性格や人間性が出やすいこと、特に著名人やYouTuberなどの意外な一面が見えること、そして感情のぶつかり合いが面白い点を挙げています。論理的な議論も楽しい一方で、個人的には感情でぶつかる楽しさにより魅力を感じているそうです。
ボードゲーム以外の活動について
白坂さんは、ボードゲーム事業の他にも多様な活動をされています。例えば、大喜利カフェを運営しています。これは、芸人ではないお笑い好きな一般人が、人前で自由に大喜利ができるというコンセプトのお店です。人前で大喜利をしたいけれど機会がないという潜在的な層が多くいると感じたこと、そして一般的なイベントよりもハードルを下げたいという思いから始めたそうです。大喜利カフェは2023年4月にオープンしました。
また、個人的な趣味や興味として、ポーカー、ゴルフ、麻雀が好きだと語っています。ポーカーや麻雀については、ギャンブルとしてではなく、競技としての側面が好きだと述べており、ポーカーの世界大会や麻雀のMリーグなど、競技として人気が高まっている点を挙げています。
最近はイマーシブ劇場やマーダーミステリーに取り組んでいる
最近取り組んでいることとしては、イマーシブ演劇(イマーシブシアター)没入型演劇です。白坂さんの会社でも、ボードゲームカフェを使ってイマーシブ演劇の公演を開催し、お客さんからの評判が良かったそうです。この演劇では、観客が積極的に参加するわけではないものの、役者から話しかけられるケースもあるとのことです。例えば、ボードゲームカフェを舞台設定とし、客はカフェのお客さんとして席に座り、役者が店内のテーブルで繰り広げる会話劇を見るスタイルです。大規模なイマーシブ演劇では、ビル一棟を借りて各階や部屋で様々な演劇が行われ、観客は自由に見て回れるものもあるそうです。イマーシブ演劇はここ数年で日本でも増えてきているジャンルとのことです。
そして、マーダーミステリーについても詳しく語っています。これは人狼に近いゲームジャンルであり、推理小説を体験するようなゲームです。殺人事件が起こり、プレイヤーは登場人物を一人ずつ担当し、話し合いや証拠カードの開示を通じて犯人を探します。人狼と似ている点は、犯人を探すことや投票によって犯人を決定する点ですが、大きな違いは、シナリオごとに一度しか遊べない点です。各プレイヤーには自分の役のシナリオが配布され、そこには事件当日の行動や、犯人役であれば自分が犯人であることなどが書かれています。人狼にストーリーや登場人物の人間性が加わることで、より世界観に入り込みやすいゲームだとその魅力を語っています。ここ5年ほどでマーダーミステリーの認知度も高まってきており、今後もこの魅力を伝えていきたいとのことです。人狼好きな人にはマーダーミステリー好きな人が多いそうです。

